環境・エコ日記

環境問題や身近なエコに関する情報をお届けいたします。

環境不動産とESG投資

環境不動産って何?

環境不動産、最近徐々に耳にするようになってきた言葉ですね。単純に、環境に優しいだけの建物かと思いきや、以外にも様々な企業が注目するほどのポテンシャルをひめているんです。ちなみに環境不動産とは、下記のようなものです。

 

環境不動産は、省エネルギー設計や再生可能エネルギーの利用、水資源の保護、建物の長寿命化や再生資材の使用、生物環境の保全と創出、屋内環境の向上といった環境対策を不動産に取り入れることで、気候変動や生物多様性の損失などの問題に対応しています。

 

PRI・ESG投資

環境不動産のように、環境に優しいプロジェクトに対して投資することを、PRIやESG投資といいます。

 

PRIとは、機関投資家の意思決定プロセスにESG(環境、社会、ガバナンス)を取り入れる原則です。責任投資原則とも呼ばれ、日本においても各種金融機関や、GPIFによる署名発表(2015年9月28日)により、資産運用業界に大きな影響を与えています。

 

PRI・ESG投資によるメリット

PRI・ESG投資のメリットとして、企業の長期的成長の視点から投資ができる点が挙げられます。環境不動産にしても、そのような活動を行っている企業は、将来的には大きなメリットを享受できそうですよね!

 

ESG投資の概念として、環境、社会、ガバナンスを重視することが最終的に企業の持続的成長や中長期的収益につながり、財務諸表などからはみえにくいリスクを排除できるとの発想があります。環境不動産・認証においても、従業員の健康リスクや生産性向上・CSR推進によるPRなど、短期的な観点からは判断しづらい項目が持続的成長に拍車をかけると期待されます。